こんにちは、にすずです。
注文住宅を建てた時の話、第7回ということで
工務店イチオシの自然素材についてご紹介です。
我が家で使用している自然素材は以下の2つです。
カルクウォール・オガファーザー
自然素材での家作りを検討中の方の参考になったり、
自然素材に興味を持ってもらえたりしたら幸いです。
それではよろしくお願いします。
スイス漆喰 カルクウォール
※白すぎて写真映りが悪い
とにかく白い
スイス漆喰であるカルクウォールと言えば白さです。
多くの人の導入理由が「美しい白さ」です。
その白さは素材由来のもので色あせがありません。
数十年経っても白さが続くといっても過言ではありません。
※酷い汚れは清掃が必要です。
純度によっても後々の白さが変わってくるので
不純物の少ないものを選びましょう。
高い耐久性
スイス漆喰は、100年かけて石に戻る再石灰化という特徴を持ち、
耐久性が年々増していきます。
匂いも吸収
pH13という強いアルカリ性が、強い酸化還元作用を持っているため
殺菌・消臭効果が期待できます。
- 有機物
- 空気中のウイルス
- 匂い
これらを吸着し分解してくれるわけですね。
実際どうなのカルクウォール
屋外でのみ使用しています。(屋内は予算上断念)
<断熱性>
夏の暑さを少し軽減しているように感じます。
<白さ>
我が家は築一年程度で、築三年くらいの家も見に行ってますが
ウチと同じ眩しいくらいの白さです。
紙クロス オガファーザー
カビが発生しにくい
オガファーザーは呼吸性を妨げない高い透湿性があり、
カビの発生を抑える効果があります。
脱衣所の壁に使われる石膏ボード並です。
静電気も発生しにくく、壁に埃がつきにくいです。
高いエコロジー性
オガファーザーの原料は新聞紙の再生紙とウッドチップです。
そのエコロジー性は高く評価されていて
- 世界初のエコラベル制度「ブルーエンジェルマーク」
- エコロジー建築の認証制度「EPD」
- 世界最先端のエコ建築評価制度「DGNB」
これらを取得しています。
クロスの張替えは不要
オガファーザーは塗装用の下地壁紙です。
- 汚れたり破れたりした場合
- イメージを変えたい場合
こんな時は張替えではなく塗料の上塗りで対応できます。
なんと10回以上も上塗りできます。
そんなにやる人は中々いないとは思いますが…。
デメリット ひっかき傷には弱い
どうしても「紙クロス」です。
そのためビニールクロスよりは破れやすいです。
補修は容易ではありますが、
細かいところが気になる人には、オススメできないかもしれません。
実際どうなのオガファーザー
オガファーザープレミアムというものを使っています
<カビや静電気>
カビは予防もしているため全く問題ありませんが、
静電気はゼロとはいきません。
ブレーカー周りは1年放置したら少し溜まってきました。
<メンテナンス>
軽い汚れは消しゴムで消せる…との事ですが、
破れそうな感じがいたので諦めました。
数年後に上塗りするつもりです。
<その他>
「目立った良いトコロはないが、悪くもない。」
というのが正直なところです。
将来的にインテリアもカルクウォールを想定しています。
オガファーザーの上からカルクウォールも塗れますし、
ビニールクロスごと剥がれてくるリスクもあるので、
紙クロスであるオガファーザーのほうが都合がいいです。
「今は予算が厳しいけど、お金が貯まってきたら漆喰にしたい」
といった方にはピッタリです。
数年毎に一部屋ずつってやり方もアリですね。
まとめ
今回は自然素材ということで、
カルクウォールとオガファーザーについてお話しました。
少し予算がアップしてしまいますが、
興味がある方は是非検討してみてください。